孤高のツーリング 接阻峡温泉編

カテゴリー「ツーリング」の記事を増やしたいがために行って参りました。
そしてこの時期にツーリングなんて行くものではないということを学習して帰ってきました（学習の成果が顕れるかどうかは別として）。

眠い。体力を奪われて眠くて仕方ないが私はレポートを書くのだ。

昨日「明日ツーリングに行こう」と思い、行き先を頭の中で検索（行きたいところがあるんじゃないんかいっ）。
浜名湖ガーデンパーク…もうちょっと暖かくなって花が咲いたらの方が良くないか？
八扇の湯…前に「行きたい」って言ったらユウ氏が一緒に行こうって言ったから先に行くのもなぁ。
御前崎…は、こないだ行った。それに近すぎる。もうちょっと遠くに行きたいし。
接阻峡温泉…山の中だし寒いよなぁ。この時期凍結してるかもしれないし。

でも、日が落ちる前に帰ってくればいいか。以前「ぬるぬるのお湯が良かったよ～」と聞いたので、一度は行ってみたかったところだし、途中までは寸又峡（教習所ツーリングで行ったとこ）に行く道と同じだし。

というわけで今朝起きてからルートを調べて、分岐点付近の地図をプリントアウト（前日までにやっとけよそーゆうことは！）。支度をして11:00過ぎに出発（遅っ）。ガソリンを満タンにしておっしゃ行くか！

朝は雲っていたけど、出発する頃には太陽が出てきた。やっぱ昼間は暖かくていいねぇ。そのまま快調に予定のルートを走り、R1に乗る。私は1人で国道を走るのはこれが初めてさ！（横切ることはあるけど）でも、大丈夫なはずっ！
R1バイパスを東に走り、大井川を越えて降りる。ここから県道をひたすら北に上がっていく。さて～、最初の休憩はどこにしようかな（計画してから行けよ）。コンビニはイマイチ好きではないので（どうしてもトイレに行きたくなったら寄るけど。って感じ）、道の駅川根温泉で休憩することにした。

 

 

 

 

川根温泉の駐車場にて。

ここまで来るのに1時間。暖かいと思ったけどずっと走ってるとやっぱ寒くなってきた。もうここが目的地でもいいよ。ここで温泉入って帰ろうか。と弱音を吐きたくなったけど、イヤイヤ。今日の目的地は接阻峡温泉だし。ぬるぬるのお湯だし。まだ半分も来てないし。と思ってトイレだけ行ってさっさと出発しようと支度をしていた。ら、

フォッフォ～

某レイザーラモンの人ではない。SLの汽笛が聞こえてきた。時間は12:30、大井川鉄道のSLがちょうどこの辺りを通過する時間だ（なんでそんなこと知ってるんだろう←それは昔ここの温泉に入った時、そのくらいの時間に露天風呂からSLが見えますよと書いてあったのを見たからだ）。ちょっと見たかったけど、建物の向こう側に行かなきゃいけないし、確実に見えるかどうかわかんないからやめて、出発することにした。

また北に向かって道なりに走っていると

シャカシャカシャカシャカ　　　　フォ～

ん？

SLがこっちに向かって走ってきている。ちょうど道と線路が平行して走っているので、ゆっくり走っていたらSLが追いついてきた。おお！すげぇ！至近距離でSLが走ってるよ！なのでスピードを落としてSLと並走。イヤっ、誰か今のこの状況を写真に撮って！！（誰もいねーよ）絶対絵になるのに！！とか思いながら走っていたら、SLに乗った観光客のおっちゃん（多分ヨッパライ）が私に手を振ってきた。うっ、ごめんよおっちゃん、私はステアリングから手を離すなんて芸当はまだまだできないんだ。一応そっちを見てやったのでいいにしてくれ。しばらく（2～3分）並走したがSLはトンネル（？）に入ったのでお別れした。あ～、せめて写真撮りたかったなぁ（手も振れないやつがそんなのもっと不可能だろう）。

そんな感じでひたすら山道を走って行く。走るのに慣れたつもりではいるけどやっぱカーブは怖いなぁ。道も狭いし。車に道を譲りながら譲りながら走る。心配していたルートは、適当に案内標識を見ながら走っていたらどうにかなりそうなので、地図は特に確認せずにそのまま進んだ。
川根温泉を出発してから約1時間、接阻峡温泉に到着！ああっ、寒い！！早く温泉に浸からせて！！

ネットで調べた温泉は2軒（それしかないみたいだけど、どーなんだろ）。両方行ってみようと思い、1軒目「接阻峡温泉会館」に向かう。あ、アレだ！と思って建物の前に行くと…「本日休業」の看板が。ナニィ！？でも玄関は空いていて「受付→」と張り紙がしてある。どーなんだろう。よくわからないのでとりあえずもう1軒の方に行くことにした。駅のまん前にあると書いてはあったのだが…駅？案内標識に沿って行くが…メインの道路から外れて細くくねった道を上がって、線路を越えて、あった！コレか！！

 

 

 

 

接阻峡温泉 森林露天風呂。カラダの冷え切った私にはオアシスに見える。
コバさんを駐車場の隅っこに停め、大丈夫だろうとは思ったけど念のためロックをかけて、階段を上る。階段の横（画像の左側の建物？）は中が丸見えで、漫画とかがたくさん置いてある。なんじゃここ？と思いながら玄関を開ける。なんだか普通の家みたいだけど…（旅館らしい）。中に女の人がひとりと犬が一匹いた。「温泉に入りたいんですけど」と言うと「どうぞ～」あ、いいんだ。入浴料700円を支払う。犬が寄ってきたのでなでてやった。「かわいいですね～」なんていう犬かわかんないんだけど、コリーの小さい版みたいな。ひとなつっこくてかわいい。

さて！温泉だ！！脱衣所は、床暖？足が冷えてるから暖かく感じるだけ？ロッカーの100円は返却されません。とりあえず荷物を突っ込み、やぁ！！（何の掛け声よ）

はぁ～、極楽じゃぁ。

源泉掛け流しのナトリウム炭酸水素泉らしい。確かにぬるぬるする。お湯は熱め。めっちゃきもちいー。しかも、他にお客さんがいなくて貸切状態！露天風呂が使えないみたいなんだけど（あるけど、ビニールシートがかけられている）、外で入ったら絶対気持ちいいだろーなー。惜しい。でもまぁいいや。
しばらくしたら地元のおばちゃんと思われる人が来た。「あついあつい」と言いながら少しの間入って、すぐに出て行った。もっとゆっくりしてけばいいのに～。もったいない。
またひとりになったのでワニ歩きとかして遊んでみた。けど、さすがにこの温度で30分もつかってたらやんばいです（使い方間違ってる）、もとい、ヤバイので出ることにした。←血圧が低いので血管拡張しすぎると脳に血液が行かなくなる（と、勝手に思ってる）ので、目の前が暗くなる。倒れそうになる（倒れたことは今のところないが）。
そんな感じで1時間くらい温泉にいたぞ。帰ろうとしたらさっきの犬がお見送りに来てくれた（人間は出てこなかったが…）。

そして、せっかくここまで来たので接阻峡温泉周辺の観光スポットを見て行こう。と思い、地図に載っていた公園にコバさんを停めて散策…と思ったら、公園に入る道が工事で封鎖されていた。うは。

なので帰ることにした。お腹が空いたからなんか食べたい…（実は朝ちょこっとしか食べてなくて、既に15:00）。というか、水分補給がしたい！！めっちゃ喉渇いた！！でもコンビニがない！！しばらく戻れば道の駅があるはずなので、そこで何か食べ物と飲み物を…←遭難してるんですか？
そんな状態なのに、途中、長島ダムの駐車場に寄る。この前（教習所ツーリングの時）もここに来たなぁ。そして、立ちゴケしたっけなぁ…（遠い目）。あれから2ヶ月半、私は成長したかなぁ（してなかったら困るだろ）。

 

 

 

 

長島ダムとコバさん。ちょい逆光。

こないだ立ちゴケした交差点は無事クリア。そして道の駅 音戯の郷に到着。飲み物！食べ物！！←飢えてんな。
と、思ったけどお土産売り場にはすぐに食べられそうなものがなさげな雰囲気…。とりあえずトイレに行って、戻りつつ店を横目で眺めていたら、店のおばちゃんが「肉まん、どうですか～？」と声をかけてきた。ウッ、なぜ私が「猪肉（しし）まん」の張り紙に心惹かれていることを見抜いたんだよ！さすがだな！！「じゃぁ、1コください」

 

 

 

 

じゃ～ん。コレが猪肉まん。250円。

皮が緑なのはよもぎか何かが入っているのでしょう。食べた感じでは特に何も感じなかったけど。
そして具は、見た目は普通の肉まんと変わらない感じ。味は、クセや臭みがあるのかな～？と思ってたけど全くナシ。食感は非常に柔らかい。でも、豚とも牛とも違う味。コレってもしかしてここで手作りしてるんじゃないか？下についてるのが紙じゃなくて薄い竹の皮みたいなやつだし。
店の隣の自販機で買ったお茶をぐびぐび飲みながら猪肉まんを食べていたら、私のちょっと後に道の駅に来たライダー3人組のうち1人も猪肉まんを買っていた。私が食べてるの見て欲しくなったんだな（違）。しかしここは猪が特産なのか？店の横にも猪がいるし。今年が猪年だからなのか？（来年はネズミが置かれて鼠肉まんを販売するとか←ありえねぇ）。

 

 

 

 

見にくいけど、「音戯の郷」の字の下に猪がいます。

さて！食べ物にもありつけたし！（足りないけど。）帰るか。というわけで帰路につく。が、まだまだここから先は長い。道は…とりあえず島田方面に向かっていけばなんとかなるだろ。というわけでまた地図は見ない方向で。道を譲りつつ山道を走る。
だんだん日が陰ってきて寒くなってきた。せっかくさっき温泉で温まったのに、もう完全に冷え切っちゃったじゃないですか！（泣）とりあえずカイロを首の後ろに装着しているけど…。ジャケットの襟をスタンドカラー仕様にしてみたけど…腕が寒い！寒くて痛い！！手も冷えて痛い！なんとかならないか、コレ。さて、次はどこで休憩しようか。川根温泉？行きに寄ったけど、距離的にちょうど良いのがそこら辺なので、足湯にでも浸かって帰ろうかな？と思いながらひた走っていた。

ら、

アレ？もう？

思っていたよりも早く川根温泉に着きそうである。教習所ツーリングの時は、寸又峡から川根温泉まで無休憩で、すごく距離があってものすんごく疲れたっていう記憶があるから、もっと遠いと思っていたのだが。あの時よりもペースが速いからなぁ？ん～、このくらいだったらそのまま家まで帰っちゃっても大丈夫そうじゃない？足湯も、浸かりたいけど、このレザーパンツを膝までたくし上げるのは不可能に近そうだ。おまけに何も手入れしちゃいねぇこの脚を人様に晒すのもなぁ…。
というわけで休憩はナシでそのまま家まで走ることにした。

しかし…寒い！寒すぎる！頼むから早く家に着いてくれ！！
R1はさすがにある程度のスピードを出さなければならない。頑張って80km/hとかで走ってもガンガン車に抜かされてくし。でも、寒いんだよ！スピードと熱の奪われ具合は比例するぜ！！トンネル内が暖かいぜ！！早く降りたいぜ！！（泣）

戦線（R1だろ）離脱し、あとは県道を走って帰るのだが、今度は信号で停まるのがだるい。同じ県道でもさっきまでいた川根の方は信号があまりなかったから楽だった…。早く帰りたいのに、皆が私の行く手を阻む。

そんな感じで帰宅したのが17:00過ぎ。ああっ、ただいま！！
総走行距離160km、6時間の旅でした。また風呂に入らなきゃ！！←寒すぎる

寒くて体力と脳力が衰えているせいか、文章が妙にハイテンションですね…（汗）。　おわり